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いのちのたべかた

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先日、友人の結婚式の帰り、駐車場の待合で見つけたポスター。
映画に興味がない私ですが、これは見たいと思っていました。
機会があればSちゃんを誘おうと思って、とっさに写真をとりました。
明くる日、突如、半日休みがとれたSちゃんが
「何しようか?」と言うので
見たい映画があるんだけど・・・と答え
Sちゃんは早速、「いのちの食べかた」と検索して
「これはきっといい映画だと思う」
と即決してくれ、出かけることになりました。





言い出した私ですが、内容を少し本で読んでいたので
直前まで本当に見て大丈夫かな?と
見終えた後の自分が心配でだいぶモジモジしました。

わたしたちは、肉も野菜もほとんどをスーパーで買います。
野菜はきれいに洗われてビニールに包まれて
肉は表示を見なければどこの部分の肉なのか分からないくらいに
使いやすく梱包され、整然と並んでいます。
どこで、どんな人が、どんな風に作っているのかも考えることを忘れてしまうくらいに。

この映画を見たいけれど、躊躇った理由はわたしの場合ひとつでした。
血や内臓を見ることはそんなに抵抗なかったのですが
動物大好き故、殺されるシーンを見ていられるか?という事。
でも、わたしはベジタリアンではないし、逆にどんな風に動物達が殺されて、
わたしたちに命を分け与えてくれているか知らないで肉を食べているより
知っておいてよかったと思えます。

もうひとつ、この映画のよかったところは、セリフも音楽もなく、そして感情も一切なく、
動物虐待だとか殺生だとか、宗教色など、偏りや押し付けを全く感じませんでした。
淡々と始まり、淡々と終わり、聞こえるのは機会の音、動物の鳴き声、
たわいない従業員の会話のみ。

何が悪いとか良いとかではなく、
でも知らず、考えず、当たり前に目にしている食べ物は生きていたものだった、
考えてみれば当たり前だけど、飽食に傲慢になり、買いすぎ作りすぎ捨ててしまう食べ物は
忘れてはいけない 「いのち」 そのもの。 戒めのドキュメンタリーです。

わたしとSちゃんは帰り道、見てよかったねと言い合えたけど、
だからと言って気軽に人に薦められないところもあります。
なによりグロテスクなので。
そして、そこまで知らなくていいって思う人も居るかもしれない。

この映画も、ベジタリアンやビーガンの薦めをしているわけではないし
人間が動物を食べる為に自然の摂理に逆らって
命を操っていることを批判しているわけでもないです。

ただ見た人がそれぞれに感じ、そして少しだけ考えてくれればいい
そんな感じです。 

わたしたちも、だからといってビーガンになるわけでもないし、
きょうもお肉を食べます。
少し変わったことといえば、
心から感謝をこめて、力いっぱい、 「いただきます!!!」

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by platinumdays | 2008-06-19 12:07 | diary
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